マンチェスター・シティのイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、アッズーリでどれだけ活躍したがっているかは、その発言から分かるだろう。

「EURO12は人生のチャンスだ。マンCでのシーズンへの採点? 十分だね。オレは若いし、浮き沈みがあるのは普通のことだ。でも、代表ではもっとうまくやりたいと願っている。責任感? 重荷になったことはない。むしろ、責任があることをうれしく思う。(チェーザレ・)プランデッリ監督はオレを待ってくれ、(ロベルト・)マンチーニ監督のように信頼してくれた。それに報いるのが待ち遠しい」

攻撃面でコンビを組むのはアントニオ・カッサーノだ。

「オレたちはうまくやっている。ピッチ内外ですごく似ているからね。彼の具合が良くなかったときは、オレもすごく心配だった。でも、彼にいつも大丈夫だと言ってきたよ。それに、アントニオは怪物なんだ。彼の隣でプレーするのは、誰にとっても簡単なんだよ」

カッサーノの話題が出たからといって、ミランの話になることはないようだ。「ミランに行きたい?」との質問に、マリオは明確に答えている。

「ノーだ。今じゃない。この数年はない。オレはすでに、マンチェスターに残りたいと言ってきた。そして、あそこに残る。(代理人のミーノ・)ライオラの仕掛けじゃないよ。本当にあそこに残る。チアゴ・シウバがマンCで、オレがミラン? チアゴが来たら、オレたちはさらに強くなるね」

一方、代表に関する質問については、オープンに応えている。

「メディアはカッサーノとバロテッリのチームだなんて言うけど、ここには強い選手がたくさんいるんだ。オレたちは最強なんじゃなく、最も騒がれている選手たちってことだよ。(アントニオ・)ディ・ナターレのことはすごく好きだし、いつかオレたち3人がプレーするなら、オレは真っ先に左右のサイドに移る用意がある。試合に出るためなら、どこだってやるさ」

「それから、チームを10人にすることはない。むしろ、大きな手を貸したいと思っている。勝者の選手であり、勝者のチームというだけじゃなく、自分たちが楽しみ、周囲を楽しませる選手というイメージを国外で示したい」

「プランデッリ監督と話したけど、オレがしちゃいけない過ちについて彼が言う必要はないよ。これがこの上なく重要なチャンスだってことを、オレは分かっている。代表の座を失うことを恐れたこともない。常に監督と連絡していたからね」

「スペインを倒すことができるか? 彼らは最強だ。でも、オレたちは自分たちのことを考えなければいけない。オレたちだって最強のチームの一つなんだからね」

最後に、バロテッリは次のように話している。

「弱点? ないね。強みは家族だ。イングランドのメディアがオレに対してキツいことを書いたとき、何よりも申し訳なく思ったのが両親のことだ。ああいう下らないことを目にするにふさわしくないからね。オレのことを悪い人間だと思わせたがる人がいるけど、実際はそうじゃない」

「(マルコ・)マテラッツィからは特別なエールをもらったよ。落ち着いて、ナーバスになることなく練習しろと言われた。オレが成長しなければいけないところ? アタマを改善しろっていう話には納得できない。むしろその話にはうんざりだ。オレは戦術的・技術的にうまくならなければいけない。すべての選手たちと同じようにね」