中国深セン市及び吉林市などの地域で、6年間で10人の女性が金銭を奪われた後、殺害されミンチ状にして捨てられていた。犯人の4人は逃亡を続けていたが、ついに逮捕された。 

中国メディアが報じたところでは、11月3日、ハルビン警察は内モンゴル自治区の包頭市に潜伏していた4人を逮捕した。4人は1998年から2004年にかけて、深セン、浙江、山東、吉林などの地域でコールガールをアパートに呼び、暴行を加えてキャッシュカードの暗証番号を聞き出したり、家族や知人に振込みを要求していた。4人は金を手に入れると、被害者を棒で殴ったりナイフで刺すなどして殺害し、遺体をバラバラに切断して鍋で煮込んだ。さらに、挽肉機でミンチ状にしてから袋に詰め、川やゴミ箱に捨てた。4人は6年間で6度にわたり犯行を繰り返し、計10人を殺害。この間に得た金額は200万元(約2400万円)に上る。

事件は2002年9月、吉林市の市民が下水道にミンチ肉のようなものが詰まっていることに気付き発覚、警察は指名手配をかけ捜査を続けていた。今年8月、犯人の家族の1人が包頭市で暮らしていることがわかり、その後の調査で犯人の4人も家族とともに名前を変えて暮らしていることがわかった。4人のうち2人は夫婦で現在5歳のこどもがいるが、犯人の男は逮捕時、警察に対し、「こどもには教えないでほしい」と懇願したという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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