韓国最大の通信企業であるKTが、竹島(韓国名:独島)のインターネット接続料金として毎月2295万ウォン(約161万円)を徴収していることが明らかになり、韓国内で物議を醸している。6日、韓国メディアが報じた。

 KT社は2004年から10年にかけて、竹島に常住している警備隊に衛星インターネットサービスを無料で提供してきたが、今年から「投資費用が多すぎる」という理由で有料化したという。

 警備隊が所属している慶尚北道地方警察庁によれば、KT社に2億5000万ウォン(約1750万円)のインターネット使用料を支払った。KT社側は、竹島のインターネット接続料金を安くする方案は検討中だが「免除は難しい」という立場を示している。

 韓国メディアは、KT社がこれまで「独島守護」を主題としたさまざまな広告を通じて得た収益に比べて「独島を守っている警備隊から過大な料金を受け取っているのでは」という批判の声が上がっていると伝えた。(編集担当:永井武)