韓国女芸人チョ・へリョンが日本での芸能活動を中断、原因は「ひらがなソング」

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韓国出身のお笑いタレント、チョ・へリョンが、日本での芸能活動を中断すると発表した。韓国の所属事務所が24日、明らかにした。

日本のバラエティー番組になどに出演し、日韓両国で人気を集めていたチョ・へリョンが日本の芸能界から完全に姿を消す。事務所の関係者によると、日本の芸能事務所ホリプロとの契約が9月に終了して以降、日本での活動が減少していることや、韓国で発表した日本語練習ソングが最近物議をかもしていることから、日本での活動を中止することに決めたという。

問題になっている日本語練習ソングは、『チョ・へリョンの必殺日本語はじめの一歩』というテキストに掲載された、ひらがなを覚えるための「ひらがなソング」。韓国の学習者たちが覚えやすいように、韓国の「独島はわが領土」の歌のメロディーを使用したのだが、韓国国内では「歌詞を改編するな」などと批判が相次ぎ、商品は廃棄処分となった。

チョ・へリョンは2006年にホリプロと契約を結び、TBS『サンデー・ジャポン』などの出演を機に、日本でも高い人気を獲得した。短期間で高い日本語能力を身につけおり、韓国では日本語学習者向けの教材を数冊手がけている。

だが、09年にTBSの『リンカーン』に出演した際、君が代の斉唱に笑顔で拍手したことから、その後韓国で激しいバッシングを受けた過去があり、今回の「ひらがなソング」も韓国人の歴史的感情を刺激するものであるため、ネット上には「日本だけでなく韓国でも活動中止しろ」「日本に行って活動すれば?」など冷たい反応が多く寄せられてる。

参照:チョ・へリョン日本活動中断、日本語教育論争のせい - スポーツ東亜
参照:チョ・へリョン公式謝罪、慎重に考慮できず申し訳ない - モモニュース

(文:林由美)

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