「今年は優勝できない? そう思う」
「キャプテンマーク? いや、受け継ぐ適切なタイミングが来ると思う」
「僕の今後? 心臓はどきどきするためにあるんだよ」

ローマMFダニエレ・デ・ロッシが『ラジオライ』のインタビューで、さまざまなテーマについて語った。

●フランチェスコ・トッティ
「彼と僕がとても違う人間なのは確かだ。でもたぶん、だからこそ、僕らはずっとうまくやってきたんだと思う。彼の好きなところは、真のロマーノ(ローマ人)であることと、常に自分に自信があって、カリスマがあるところだね。嫌なのは、ちょっと怒りっぽいところかな。以前、ケンカしたこともあった。少しの間、話をしなかったよ。理由? ずいぶん前のことだから覚えていないさ」

●マルチェッロ・リッピとファビオ・カペッロ
「(22日に練習場を訪れたカペッロ監督について)トッティがあいさつしたかどうかは知らない。僕は話したよ。キャリアにおいて最も重要な人の一人だったからね。(ローマからユヴェントスへ行ったカペッロ監督を)許したか? サポーターとしては、ノーだ。でも、選手になる前の自分がアンチユーヴェだったことは否定しない。そこの人たちが嫌いだったんだ。でも、知り合うようになってから、また信じるようになった。リッピ監督もそんな感じだね。彼は僕にとって父親のようなものだった」

●ルイス・エンリケ
「彼には信念があり、それを伝えようとしている。妥協することはないね。選手たちともすごく近いし、常に自分の道をまっすぐ進んでいる」

●夢
「スクデットとチャンピオンズリーグは両方欲しいし、追い求めるのが正しいことだ。個人的な夢もある。サッカー以外のことでね。サッカーが終わっても人生は続くんだ。僕の夢は、私生活がこうやって続くことだよ。ただ、僕の未来はガイア(娘)なんだ。妻と一緒に、僕に最も愛情を与えてくれた。僕にとって最も大切なんだ。2年間でガイアが生まれ、世界王者になった。小さなこと、日常からも、幸せは感じるんだ」

●普通の人間
「僕は自分が普通の人間だと考えている。スーパーヒーローというレッテルはまったく感じていない」

●マーケットとサラリー
「金額を決めるのはマーケットだと思う。サッカー界のマーケットではとんでもない金額が動く。最初の主役が選手たちだ。ずっとそうだった。口に出して素晴らしいことじゃないのは分かっている。でも僕は、自分のサラリーに関して自分のせいだと感じることはできない。ただ、こういう仕事をしている自分は幸運だとも感じているのは確かだ」