障がいのある人たちが、エロティックな映画を映画館で楽しむためのプロジェクト“エロバリ”第二弾が登場/[c] シグロ、レジェンド・ピクチャーズ、ミッドシップ

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目や耳の不自由な方でも官能映画を楽しめるようにと、女性による情感たっぷりの副音声と詳細な日本語字幕をつけて上映するバリアフリー仕様のピンク映画、通称“エロバリ”。2010年夏に『ナース夏子の熱い夏』と『私の調教日記』が劇場公開され、その斬新なアイデアで多くの福祉関係者の関心も惹いたシリーズ第二弾『姉妹狂艶』が、いよいよ10月29日(土)より公開される。

【写真】女性による副音声と日本語字幕によって、お色気シーンを誰もが楽しめるようになっている

“エロバリ”というネーミングからして既にに目を引くこのシリーズだが、 第一弾『ナース夏子の熱い夏』『私の調教日記』では、特に副音声が面白いと話題になった。というのも、単に場面や状況を説明するだけではなく、絡みのシーンに対して、ナレーターの女性が感想を漏らしたり、「じっくりと声を聞いてください!」と、あえてナレーションなしのシーンを設けたりと、障がい者向けの副音声としては型破りなものだったからだ。

シリーズ第二弾となる今作は、前作に引き続き、東ヨーイチが監督を務め、バラエティ番組などでも活躍する範田紗々と現役セクシー女優の木下柚花が恋人を共有する姉妹役で共演している。タイトル通り、ふたりの艶やかな演技が見られるとあって、作品自体も楽しみだが、副音声でどのように楽しませてくれるのか? 公開が待たれるところだ。

タブー視されがちな“性”をオープンに扱い、障がいを持った方はもちろん、障がいを持たない方でも楽しめる新感覚の上映方式“エロバリ”。障がい者と健常者の垣根をエロの世界でも壊していこうとする意欲的なチャレンジに是非とも注目いただきたい。【トライワークス】

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