パルマとのセリエAデビュー戦で途中出場し、1ゴールを挙げたユヴェントスMFアルトゥーロ・ビダル。彼は争い、勝つことへの意欲を感じている。アントニオ・コンテ監督がどのポジションで起用するかは関係ない。ピッチを走り、ゴールを決める彼は、大きな目標に向けてこう話している。

「ユヴェントスはその伝統からも、勝利を目指さなければいけない。でも、強いチームがたくさんいるね。ミラン、インテル、ナポリ、ラツィオ、ローマ…僕らは長く、激しいリーグ戦に向けて、準備を整えているところだ。でも、僕らはファイターのチームであり、ピッチの上では全力を出し切るよ」

複数のポジションで試されたビダルは、まだポジションを探している段階だ。

「レヴァークーゼンでは1トップの背後でプレーしていた。でも、3枚の中盤のサイド(パルマ戦で途中出場した際と同じ位置)でもうまくやれるよ。かなり攻めることができるからね。ポジション争いは問題じゃない。全員がレギュラーになりたいと思うものだけど、僕はここに来たばかりだし、適応しているところだ。落ち着いているよ。自分の番が来たときに準備が整っているようにする。先発するときは、30分間だけじゃなく、90分間プレーするのにふさわしいことを示さなければならない」

ビダルはセリエAでの初ゴールを、テレビカメラに向かってハートマークを示して祝っている。

「まずは家族と、僕を見てくれているチリの人たちすべてに対するものだ。ドイツでもそうしていたんだよ。自分が愛する人たちとゴールを祝いたいからね。ゴールは息子と甥、母に捧げるよ。僕が愛する人たちに捧げる。僕と家族の絆はすごく強いんだ。僕にとってうまくいけば、みんなが喜んでくれるんだよ」