インテルのマッシモ・モラッティ会長が8日、記者会見でチームについて語った。

「大きな問題やクラブにとって難しい時期について、ファンというのは非常に敏感なものだ。理解できるよ。ファイナンシャルフェアプレーによって、我々は辛い選択をしなければいけない。だが私は、我々がまだこの上なく強いチームだと確信している。新しいフォーメーションへの疑念はあるかもしれないが、私はチームの進化として正しいと思っている」

「だからこそ、私は(ジャン・ピエロ・ガスペリーニ)監督のそばにいるよ。彼は自分が進めている戦術的進化とともに成功を手にするはずだ。成功できなかったとしたら、我々の指揮官はインテリジェントだから、必要だと考えれば変更をしていくだろう」

「私はリーグ戦に向けてとても自信を感じている。チャンピオンズリーグ(CL)については、その難しさも考えて、1試合ずつ臨んでいかなければいけない。大事なのは、自分たちが世界王者になったというごう慢さをもってピッチに向かわないこと。サッカーでは、この数年の我々のように、とても素晴らしい勝利をたくさん手にしたとしても、謙虚でい続け、再び勝ちたいという意欲を常に持つことが重要なんだ」

「ユヴェントスのように独自スタジアムを建設することは、知的な選択だ。多くの問題を解決するための正しい道となり得るだろう。こけら落としに招待されたか? もちろんだ。(アンドレア・)アニェッリ会長には感謝した。だが、別件が先にあったのでね」

一方、FWディエゴ・フォルランをCLグループリーグで登録できなかったことについて、モラッティ会長は一定の不満を示している。

「何よりも(ルク・)カスタイニョスに申し訳ないよ。(フォルランの登録申請をしていなければ)カスタイニョスをリストに入れて、彼がプレーすることもできたんだからね。フォルランに関する見落としは、ちょっと深刻なことだけど、まあ起こり得るものでもある。もはや後の祭りだ。こういうことが今後起きないようにする必要がある」