香川、槙野らサッカー界を盛り上げる「調子乗り世代」。浦和の同世代が意気込みを語る
カメラの前でじゃれ合う浦和の梅崎と青山 [写真]=足立雅史
浦和レッズの梅崎司(24)と青山隼(23)は、2007年のU−20ワールドカップ・カナダ大会に出場した経験を持つ。梅崎は当時フランスのグルノーブルに所属し、青山は名古屋でプレーしていた。3年半の歳月を経て浦和でチームメートになった二人が、『浦和レッズマガジン』3月号でお互いの印象について告白している。
梅崎「お互いの第一印象ってどうだったっけ?」
青山「いやー、最初はあまり絡んでなかったよね」
梅崎「俺、結構人見知りするからね」
青山「知らぬ間に仲良くなっていたような気がする」
梅崎「どうだったっけなぁ」
青山「ここがきっかけという記憶がない(笑)」
梅崎「まあ、例えば槙野(智章/ケルン)とかは、はきはきしていて、速攻で挨拶していたから初対面は強烈な印象があるんだけどね。アオ(青山)はそういう感じではないよね」
青山「俺も結構人見知りするもんなぁ」
梅崎「でもアオは根がピュアだからな。俺とアオは『ピュア族』だもの」
青山「『ピュア族』(笑)」
梅崎「そうだろう?(笑) どこに疑いの余地があるんだよ(笑)」
2007年のU−20ワールドカップ・カナダ大会に出場した世代は、個性的な選手が多く、「調子乗り世代」とも呼ばれた。得点後のユニークなパフォーマンスも話題になった。
梅崎「当時、『ビリー・ザ・ブートキャンプ』っていうエクササイズが流行ってたじゃん。でも俺、当時はフランスにいて、その存在を知らなかったんだよ。それで、得点を決めた時にみんなが急にその変な動きをやり始めて、こんな感じ(手を斜め上に掲げる)でポーズをするんだよ。でも俺はそれを全然知らないから、ひとりだけ真っ直ぐ縦に手を伸ばしたりしてた(笑)」
青山「ムハハ(笑)。槙野とモリシ(森島康仁/大分)のふたりが中心になってやっていたよね。それがいまや、広島に波及してる(笑)。それで、今はあのパフォーマンスが槙野のものみたいになってる。本当は俺ら全員のものなのに(笑)」
梅崎「じゃあ、浦和でも行っちゃえばいいじゃん」
青山「いやいや、ひとりじゃ無理(笑)」
昨シーズンは彼らと同世代の柏木陽介が浦和に加入し、チームの中心選手として活躍した。今シーズンは「調子乗り世代」の彼らがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
【関連記事・リンク】浦和レッズマガジン3月号 2011年浦和レッズ選手名鑑
浦和レッズ若手インタビュー|高橋峻希×濱田水輝×岡本拓也「みんな負けず嫌い」
“闘将”ゼリコ・ペトロヴィッチが明かした浦和レッズへの特別な思い