インテルとユヴェントスのディレクターは、ロンドンで“買い物”をすることを決めた。しかし、そのためには果てしない額が必要になりそうである。

英『サンデー・ミラー』によれば、インテルはアーセナルからFWロビン・ファン・ペルシとFWアンドレイ・アルシャビンを獲得するため、5000万ポンド(約65億円)のオファーを出したかもしれないとのこと。前者がロンドンを離れる可能性は極めて低いものと思われるが、後者はミラノ行きを歓迎するかもしれない。バルセロナ戦で決定的な仕事をしたアルシャビンだが、同選手のアーセナルでの3シーズン目は厳しいものとなっている。

ノースロンドンに対するインテルの注目は、これだけではない。トッテナムMFルカ・モドリッチとMFサンドロもチェックしているようだ。才能豊かなクロアチア人のモドリッチは25歳。移籍金は4000万ポンド(約52億円)の価値と考えられている。

ユヴェントスは、右サイドバックの問題解決を目指しており、ロンドンに注目しているようだ。火曜日には、コペンハーゲンのスタジアムでスカウト部長の姿が目撃されている。チャンピオンズリーグでコペンハーゲンと対戦したチェルシーのDFジョゼ・ボジングワをチェックするためだったようだ。同選手は現在の契約が2012年までとなっており、1300万ポンド(約17億円)程度の移籍金で獲得できるかもしれないという。

こちらはロンドンからの話題ではないが、リヴァプールからは悪いニュースが届いた。MFアルベルト・アクイラーニについてである。アクイラーニは今シーズン、レンタルでユヴェントスの一員となった。ユヴェントスは完全移籍を目指しているが、買い取りオプションは1300万ポンド(約17億円)となっている。ユヴェントスはその半額で完全移籍を実現させたいとオファーしたものの、リヴァプールは素っ気なく断ったようだ。

インテルやユヴェントスだけでなく、多くのクラブが興味を示しているトッテナムDFガレス・ベイルは、売りに出されていない。バルセロナは5000万ポンド(約65億円)のオファーを出したようだが、トッテナムのハリー・レドナップ監督は放出を認めなかった。トッテナムは同選手の移籍金を1億ポンド(約130億円)としている。つまり、放出するつもりはないということだ。