ユヴェントスは13日のセリエA第25節で、インテルにホームで1−0と勝利を収めた。試合後、ユヴェントスのルイジ・デルネーリ監督は、イタリア『スカイ』のインタビューで「我々は重要な試合に勝った。調子が良く、クオリティーにあふれるチームを相手にね」とコメント。勝利に対する喜びを表し、次のように話した。

「我々は自分たちが精神的に強いことを示した。(アレッサンドロ・)マトリと(ルカ・)トーニ、(アンドレア・)バルザーリが加わったことは、多くの力を費やしてきたチームにエネルギーをもたらしてくれたよ。我々は1試合ずつ戦っていく。チームがいつも今日のように苦しみ、ふさわしい結果を手にできるよう願っているよ」

マトリが加わったことで、ユヴェントスが本来のプレーに戻れたことは確実だ。デルネーリ監督は「我々はペナルティエリア内で戦う選手を全員失っていた。それで本来のプレーをするのが不可能だったんだ。だが、今のチームはサッカーをすることができている」と述べている。

インテル戦での勝利は、デルネーリ監督にとっても個人的なリベンジに近いものがあるだろう。

「私はユーヴェを率いることを誇りに思っているし、クラブやサポーターのために全力を尽くしたい。それが私の任務なんだ」

「(ヴィンチェンツォ・)イアクインタがナーバスだった? 理解してあげなければいけないよ。彼は長期のケガから戻ってきたところで、大きなことをやろうという意欲があったんだ。実現はできなかったけどね。負傷で浮き沈みがあれば、こういうこともあり得るさ。我々にとっては重要な選手だし、彼も本来のレベルに戻るはずだよ」

「(ジョルジョ・)キエッリーニはサイドにおける『良い発見』だね。バルザーリはボールを扱えるし、(フレデリク・)セーレンセンはマイコンを食い止めるほどだった」

一方で、デルネーリ監督はチームに対し、ちょっとした批判の言葉も投げかけている。

「我々はもっとサイドでプレーしなければいけない。何度か良いカウンターがあったし、(ミロシュ・)クラシッチも今日は良かった。ただ、ユーヴェは精神的に難しい時期にあったし、こういった成功は確実さをもたらしてくれる」

「インテルを倒せば、この特殊なリーグ戦において精神的に再浮上できる。もっとプレーに落ち着きが出てきたら、技術・戦術的に改善していくだろう」