ミランは9日のセリエA第19節で、ウディネーゼと4−4で引き分けている。2点のビハインドを背負いながらも、後半ロスタイムのゴールで同点に追いつく展開は、士気を高めるものだろう。だが同時に、勝ち点2を失ったことに変わりはない。

MFジェンナーロ・ガットゥーゾは試合後、次のように話している。

「今年スクデットを獲得しなければ、もう獲得できないだろう。オレたちは勝ち点差を広げるチャンスを生かせていない。多くの選手が欠場し、緊急事態にあったのは事実だけど、失点の場面ではオレたちの責任もあった。オレたちはもっと多くを出さなければいけない」

「やるべきことがある。インテルが2試合勝てば、オレたちとの勝ち点差は5ポイントにまで戻るんだ。オレはそれが心配なんだよ。彼らが素晴らしいチームであることは知っている。監督がレオナルドだろうが、そうじゃなかろうがね」

一方で、ガットゥーゾはFWアントニオ・カッサーノについて、「驚くことじゃない。絶好調ではないし、体重も何キロか落とさなければいけないな。でも、彼はすでに3つもアシストを決めた。脱帽だよ。アントニオは、これが最後のチャンスだと分かっている。もうずっと前からここのドレッシングルームにいるみたいだ」と語った。