突然の航空管制官のストライキ。スペインの連休初日(月曜と水曜が祝日のため火曜も休みを取り大型連休とする人が多い)に起こった飛行機全線キャンセルでリーガにも大きな影響が出ている。

 試合当日に敵地へと渡るバルサ。パンプローナで行われる予定だったオサスナ対バルサ戦。パンプローナは、前日までの大雪もありスタジアムでは除雪作業を決行。試合へ準備を進めていたが、雪の影響ではなく、この航空管制官のストライキでバルサはバス移動も行わないと決定。試合は日曜日に延期となった。

 この“国家緊急事態”となったストライキ。バルサだけではなく、アウェイで試合となる全チームに影響が及んでいる。多くのチームは電車、またはバス移動へと変更し、敵地へと向かう。エスパニョールとバルセロナで対戦するスポルティング・ヒホンは860キロの道のりを8時間かけてバス移動することを決めた。

 異常事態となったスペインで、リーガは大混乱。試合を延期されたオサスナ側は、バルサの決定に合意したプロリーグ連盟に怒りを示している。明日行われることになったオサスナ対バルサ戦はさらに熱い試合になりそうだ。

(スペイン通信)