レアル・マドリーは19日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第3節で、ミランをホームに迎える。イタリアのメディアとも再会したレアルのジョゼ・モウリーニョ監督は、記者会見でミランには悩んでいないが、FWフィリッポ・インザーギは警戒していると語った。

「私にとってはほかと同じ試合だ。どちらが勝とうが、明後日は同じ水曜日だよ。明日は私にとって、CLで75試合目となる。今の我々は勝ち点6で、必要なのは9から10ポイントだ。ホームゲームを2試合残しており、絶望はしていない。ミランには5、6人のFWがいる。私が望むのは、インザーギが出場しないことだけだ。彼が最も難しいストライカーだよ」

「イブラヒモビッチ、ロビーニョ、ロナウジーニョ、パト、セードルフ、インザーギと、彼らには多くの良いストライカーがいる。最も大切なのは、彼らがどう動くのか、どういうスペースの使い方をしてくるのかを、ウチの選手たちに説明することだ。だが、繰り返しておく。私はピッポ(インザーギ)が出ないことを望んでいるよ」

また、イブラヒモビッチについては、「彼がハッピーであることを願っている。そして、たくさん勝つこともね。ただ、スクデットは獲って欲しくないな。ここスペインでは、本当のイブラが知られていない。彼は幸せではなかった。必要な信頼を感じていなかったんだ。だが、私は彼を知っている。そして、ミランのようにすでにとても組織されているチームにおいて、彼が違いをつくることもね」と話している。

一方、負傷で離脱中のMFカカーに関しては、「戻ってくるまで彼の話はしないと約束した。そして今、みんなが彼のように偉大な選手がこのチームにいないことを忘れている。私は彼とベスト16に進みたい。我々にとって1月の大きな補強となるだろう」とコメント。さらに、ジネディーヌ・ジダン氏について、「協力が可能という話だ。とてもうれしいよ。進展は知らせる」と述べている。