スペイン代表として次の対ホンジュラス代表戦ではスタメン出場の可能性があるセスク。カタルーニャのラジオ局“RAC 1”の中で噂されるバルサ移籍についてコメントを残した。

 W杯に集中しているとしながらも、「バルサに行きたい」と語った数カ月前のコメントについて、「思ったことを言った。単に話をするためだけにそれを言ったわけではない」と本気でバルサ移籍を望んでいることを明らかにした。「今はそれ以上の話はない」としたが、セスク本人がバルサ移籍を目指しているのはこれで確実だ。

 バルサのカンテラで育ったセスク。黄金の87年生まれ世代と言われたチームにはメッシ、ピケが居た。メッシはそのままトップチームまでスムーズに昇格。ピケはマンチェスター・Uに活躍の場を移したが、昨シーズンからバルサに戻り活躍を続けている。

 メッシとは今も携帯でメールをやり取りする仲だと言うセスク。メッシからは、バルサに帰って来いというお誘いのメッセージもあると言われている。「13歳から知っているし、メッセージは交換しているよ。でもそれはただ友人としての事。本当に人生で最高の時を一緒に過ごしたからね」とセスクは言う。

 友人をたくさん持つバルサへセスクは戻ることができるのか。アーセナルはセスクの売却はしていないと主張し続けている。金銭面でも折り合いがついておらず交渉は難航している。バルサはサンドロ・ロセイ氏会長就任で再びセスク獲得を目指す。セスク自身、まずはW杯で活躍し、バルサ移籍に弾みを付けたいところだろう。

(スペイン通信)