「『ToerAfrika』は南アフリカ共和国を拠点に、各種媒体を通じてアフリカ旅行全般を日本の皆様に提供・提案する旅行ポータル事業者」(ツールアフリカ・サイトより)

サッカーのW杯南アフリカ大会のツアー業者を名乗る「ツールアフリカ」が、利用者から入金を受けた後、先月から音信不通となっている問題で、テレビ朝日「報道ステーション」(6日放送)は、すでに申し込みを済ませた利用者の振込額は1500万円超と伝えた。

同番組の調べによると、観光庁に「ツールアフリカ」という業者の登録はなく、また、在南アフリカ日本大使館・新保剛領事は、「私どもが南アフリカの観光協会から聞いた話では、旅行協会には登録されていない。責任者の方が労働許可はとっていないので、日本にいて出張で南アフリカにきていますという話を聞いています」と同番組に説明、日本と南アの双方で業者登録はないとした。

また、番組キャスター・古舘伊知郎氏は、「災難ですけども、インターネット取引の便利さの中で、こちら側が見分ける力を持っていなければならない時代になりましたね」と語った。