上地雄輔<br>(C)BeeTV
 6月24日に発売したセカンドシングル「たんぽぽ」がオリコン週間ランキングで初登場1位を記録した“遊助”こと上地雄輔。自身のブログ「神児遊助」がアメーバブログ2008年度年間ランキング1位を記録し殿堂入りとなり、ギネスブックにも2008年「世界で最も1日の閲覧ユニークユーザー(重複しない人)数が多いブログ」として認定された彼が、作家“神児遊助”としてドラマの企画・原案を担当したBeeTVドラマ「神児遊助のげんきのでる恋」(9月1日配信開始)を製作。さらに、本編にストーリーテラーとして主演することが決定した。

 「神児遊助のげんきのでる恋」では、作家“神児遊助”が小学生から還暦を迎えた方まで様々な世代の男女が日常に経験する恋のエピソードを製作。各ドラマの中の主人公だけでなく、視聴者までも元気がでるメッセージを、携帯電話の中にいるストーリーテラーとして届けていく。

 今作は全12話のオムニバスのストーリー構成となっており、各話の主人公を務めるのは、人気アイドル南明奈、女性から絶大な人気を誇るモデル田中美保、マリエ。さらにはベテラン俳優の武田鉄矢まで総勢35名の豪華出演陣。現在、俳優やアーティストなど多方面で活躍中の上地雄輔がドラマの企画・原案に初挑戦し、さらにマリエも女優に初挑戦と意欲的なドラマになっている。

――ドラマを取り終えての感想は?

上地雄輔(以降、上地):今回、ストーリーテラーというか、みんなの携帯電話の中に入り込んでいる役ということで、ずっとスタジオで一人芝居での撮影でした。だから、ロケに出たいなとか時々他の出演者と絡みたいと思って寂しくなることもありました。でも最後まで撮り終えてみると、スタッフの方とも楽しく過ごせ、あっという間に終えることができました。

――実際に携帯の中にこうやって助けてくれる人がいるならどうしますか?

上地:自分に足りない部分を、助けてほしいです。携帯電話は、自分の分身になりつつあるので、電話でもメールでも、自分の分身で、距離感が近いから、素の感情をぶつけやすいので、自分が間違えてしまいそうな時に、間違わないように助けてほしいと思います。

――12話を企画して、共感できるエピソードはありますか?

上地:それぞれのエピソードで、確かに「こういう人がいるよなぁ」と思っていました。スタッフのリアクションを見たりしていると、女性は別れる時に、フェードアウトしたいのかというのも発見しました。このドラマの企画を書いている時にも、女性の友達から相談されて、その相談ごとが自分が共感できる部分もはたくさんあったし、同時に、女性の強い部分や弱い部分を見つけて、それがかわいらしさや人間っぽさにつながるんだなと。

――実際に誰かに元気をあげたな、というエピソードはありますか?

上地:具体的なエピソードはないんですが、常に、人に元気をあたえられる存在でいたいと思ってますね。そのためには、まずは自分が元気でいようと思ってます。ドラマでも伝えていますが、人を元気にできると、自分が元気になっていきます。人に元気をあたえることはとてもエネルギーがかかることだから、少しでも自分に常に元気を蓄えておかないとだめだと思いますね。

――上地さんの元気の源は?

上地:周りの人たちの支えです。それと、自分自身の芯を忘れずにいる、保ち続ける強さだと思います。

――上地さんは最近恋をしてますか?

上地:恋をした方がよいと思うんだけど、恋は無理をしてするものではないと思ってます。無理にしようとすると周りが見えなくなってしまうから、気がつけば恋しているというのが一番いいですね。“恋をしたい”と思い立って、恋をすることはやっぱりないですね。動機と目的が変わってしまうから。

――上地さんの恋の条件は?

上地:とにかく、人として好きなこと。異性としてというよりも、人間としてかわいいと思えて、尊敬できることが一番大事です。だから、特に年齢とか条件が問題にはなりません。自分は恋にハングリーではないからなのか、一目惚れも今まで一回もないです。やはり、人として好きにならないと駄目なんです。友人として仲良くなってから自然と恋を意識するようになります。

――恋の気持ちの伝え方は?

上地:伝えようと思って伝えない。素直に伝えます。あれ?これ付き合ってない?自然と付き合っている状態みたいな感じです。告白みたいな決め言葉は、言うこともありますが、その時の流れが大事だと思っています。

――元気の出る恋をしてますか?

上地:恋をしている時は、常にいい恋をしようと思ってます。今までもマイナスな恋はないし、お互いが前向きになるような恋をしたいですね。いい相手をみつけたいです。(笑)

――企画をする時に苦労したことは?

上地:12個のメッセージを伝えるときに、自分らしさを入れながら、共通したメッセージの軸をぶらさないようにしようと思い、話のニュアンスを微調整しながら、作りました。12話の内容や設定はばらばらですが、自分らしさと、みんながきっとこんなことを言いたいけど、うまく言えないことを想像して、ドラマの中に盛り込みながら作りました。かっこつけたり、考え込んだりすると自分らしさがなくなると思ったので、できるだけ感じたままに、隠し通さずにさらけ出してかきました。

――今回、自分が企画したドラマが実際に出来上がってみて、どんな気持ちですか?

上地:自分が伝えたい恋のメッセージが、短い中でも凝縮して表現できていると思いました。自分が頭の中で描いていたイメージを監督を始めとして、スタッフのみなさんがきちんと理解して(共感して)もらえたし、各話の出演者の方たちも楽しんで演じられてように見えて楽しかったです。

――今後、またドラマを企画などしてみたいと思いますか?

上地:今回、12話のエピソードを作るには、とても時間がかかって、考えている時は苦戦したが、実際に映像になると、とても感動した。今度は、ドラマ以外にも、映画の企画などもやってみたい。

神児遊助のげんきのでる恋
出演:上地雄輔/南明奈、折山みゆ、田中美保、小林廉、田中律子、マリエ、斉藤祥太、峯村リエ、映美くらら、忍成修吾、鈴木杏樹、武田鉄矢ほか
配信開始日:2009年9月1日〜
更新日:毎週火曜日19:00 毎週1話(前・後編)更新(第1話前編のみ無料配信) 全12話(25編)
配信尺:5分
企画・原案:神児遊助
演出:中島悟(「喰いタン」、「神の雫」など)ほか
制作:日本テレビ放送網
収録:2009年6月11日〜7月5日までの約3週間。
※上地雄輔出演部分は、6月末と7月5日の2日間都内にて。
ドラマ部分については、上地雄輔の出身地でもある横須賀市を中心に、都内、神奈川にて撮影。

遊助 - アーティスト情報

■関連記事
インタビュー:遊助「僕というジャンルでいいと思う」(2009年06月24日)
遊助、初ライブで奇跡の晴れ男ぶりを発揮(2009年06月22日)
上地雄輔改め“遊助”、期間限定でミニドラマを公開(2009年03月11日)
“ポッキーダンス”忽那汐里のステージに上地雄輔と芋洗坂係長が乱入(2008年11月09日)
スザンヌ「一緒に大学行きましょう」(2008年07月30日)