民進党は17日に『馬政権に反対し台湾を守る』デモを計画している。台北市における目標動員数は60万人としており、大規模なデモが予想される。


民進党の蔡英文主席は14日、今回のデモで馬政権に対し、『台湾国民の権利、失業者の救出、台湾の保護、弱者の保護』を要求する決意を新たにした。デモ当日はそれらの主張ごとに4つの部隊に分かれ、デモを行う予定である。また、最終的に4つの部隊は総統府前の凱達格蘭(ケタガラン)通りに集結し、徹夜の座り込みが行われる。

デモを前に、蔡英文主席はこれまで距離を置いてきた陳前総統のもとを初めて訪れた。先日、再び拘留期間が延期された陳前総統は3度目となる絶食を行い、裁判官の不公平を訴えている。陳前総統の支持者たちの熱は日に日に高まっており、民進党支持者の中でも陳前総統を支持する派としない派に分かれている。蔡英文主席の訪問は、今回のデモの焦点がズレることを恐れてのことと考えられる。焦点はあくまでも『馬政権への反対』でなければならないのだ。更に、陳前総統と距離を置いてきたことで、蔡英文主席を支持しないとしていた民衆の動員も見込めるようになる。

馬英九氏が総統に就任してから一年、台湾国民の生活はどうなったか。与野党のバランスが極めて悪い国会は既に民意の及ぶ場ではなく、国民党のワンマン政治と言える。準備は整った。民進党はこのデモを無駄にすることなく、次への道を繋げなければならない。
(編集者:片倉愛)

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