眼光紙背というサイトで、赤木智弘氏の「タバコが迷惑なら、子育てだって迷惑だ!」という意見の記事にコメントが殺到し、ネット上で論議になっている。赤木氏が決して、「子どもを静かにしろ」とだけ言った訳ではないのだが、コメント上の読者同士が議論になったり、子を持つ親が黙っていなかったりしてあれよあれよという間に300件近いコメントが寄せられてしまった。このようにあんまりにもコメント欄で盛り上がると、本来赤木氏が本来伝えたかった事がどこかへ置き去りになっているような感じがするのだが。


いつもながら文章が長くて分かりにくい眼光紙背だが、ざっくり言うとこんな感じ。
「4月1日からJR東日本が、首都圏の駅の全面禁煙を開始しているんだけどタバコよりもうるさいガキをなんとかしてくれ。by赤木。」
それに反応した読者のコメントの大筋。
「自分も子供の頃があっただろうが!このワガママ男め。」というもの。

冒頭は、「個人の趣味」である喫煙の為に、税金使ってまで喫煙ルームを設置する必要があるだろうか?などたばこをめぐる問題に触れ、後半は独身の私が払った(たいして納めてないはずだが。)大事な税金を使ってよその子の教育のために学校建てたり、公園つくったりされては困るのよといういつもの持論の展開である。

子ども連れでたばこを吸う人も大勢いるので、これについて記者はなんとも言えないが、ちゃんと最後まで赤木氏の記事を読んでみると、一応、「たばこ」も「赤ん坊」もどっちも認めてあげましょう。という結論に達している。

ここでどうして赤木氏がバッシングされてしまうのかというと、近年の子育てが「個人の趣味に走っている。」という事実を突いているが、それが「本来の子育て」と混同されているからである。
近年、昔ながらの質素で堅実な子育ては影を潜め、「異常に金のかかる子育て」が奨励される時代になった。可愛い子供服に始まり、私立学校への進学、はたまたプロのスポーツ選手になるための費用や、英語教材やオモチャに至るまで、少子化の影響か親が子どもにどれだけ「投資」できるかが“良い子育て”になってしまっている。
赤木氏が「個人の趣味」と言っているのは、慎ましやかな子育てでは無く「投資型」の子育てではないのだろうか。それが出来る家庭にまで支援金をバラ撒く国の政策に、「そんな必要があるのだろうか?」と、記者も最近疑問に思っている。

赤木氏は、たばこも吸わなければ子どももいない、いわゆる独身の「毒男」。しかしこういう人こそ、いい女性をゲットして幸せになってもらいたいものだ。近年でも、「愛するダンナと子どもがいればそれで幸せ。」という慎ましやかな女性もけっこうたくさん存在する。

世間があまりにも裕福な結婚生活を持ち上げるのでそれを目指さなければいけない雰囲気になってしまっているが、そしてそれに伴うように「お金が無いと結婚できないと思っている弱気な男性」も増えている。赤木氏はその代表選手。そして彼らは必ずと言っていいほど「他人に頼る事」を嫌っている。無収入でハナから人に頼る考えも問題だが、子どもをもち親になったら、ある程度他人の力を受け入れなければいけない。それに気づけば赤木氏のようなタイプの人も簡単に親になれる。

こういった(子育てを他人に頼りたくない)考えを持つ男性はどうすればいいのか。
答えは簡単。様々な子どもがいる環境に慣れさせるのである。
たとえば赤木氏を、幼稚園児でいっぱいの電車やバスの車両に閉じ込めたり、3ヶ月検診の母子がいっぱい待つ産婦人科の待合室に置き去りにするなど一定の処置が必要になってくる。
夏休みに子どもだけのキャンプの隊長にしたり、大家族の1日お母さんをやらせるのもいい。赤木氏も思い切って心が洗濯機で洗われるような体験をしれみればいいのだ。

全国の人手が足りない、子どもに関する何かの活動を行っている皆さん、ぜひ赤木さんを手伝わせてあげて欲しい。それが、彼の為なのである。

(編集部:クリスタルたまき)

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