クリエイターが使う画像エディタといえば、定番はAdobe Photoshpである。フリーウェアならばマルチプラットフォーム(Windows,MacOSX,Linux)で使えるGIMPがある。どちらも高機能であるが、ちょっとした加工(リサイズ、トリミング、赤目補正など)するだけならば、もっと小回りのきくツールのほうが良い。

フリーウェアでも沢山の種類が出ているが、マルチプラットフォームで、いつでもどこでも作業が出来るWebサービスとして、オススメなのが、Ajax Pics(http://www.ajaxpics.com/)だ。

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Ajax Picsは、名前の通りAjax技術を採用しているので、ブラウザ上でローカルアプリと同じように使用できる。メニューは、左側に一覧で表示され、使用頻度の高い機能が厳選して提供されている。

一般に画像エディタは高機能を追求するか、手軽さを追求するかのどちらかに流れがちで、ジャストフィットなツールはなかなかないのが現状だが、このAjax Picsは、実に日常生活にジャストフィットした機能を提供している。

難点としては、まず、TWAIN対応ではないことだが、これは無理な相談というもので、別途スキャニングするしかない。
またオンライン上に保存領域(ストレージ)は提供されないので、途中まで作業して、残りの作業を別の場所で行う場合は、一度ローカルにダウンロードしてから、自己宛メールやオンラインストレージに保存する必要がある。

オンライン画像エディタは、Adobe Photoshop Express(https://www.photoshop.com/express/landing.html)やflauntr(http: //www.flauntr.com/flauntr/)などが、ストレージ提供と併せて、機能面でも優れているが、現状英語版だったり、パブリックベータだったりするので、日本語に対応し、かつ、ユーザー登録等もなしで気軽に使えるのは、このAjax Picsがイチオシである。

(編集部 真田裕一)