ビジネスで闘うためには、「声」がとても重要である。声のハリ、抑揚などで、その人の性格や状態がわかってしまう。特にビジネスの場においては、挨拶の第一声によって、その印象が大きく変わる。
声を意識して使うことでコミュニケーションが円滑になり、印象もグッと良くなること間違いなし。ぜひ、試してみる価値はある。

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「大切な話なのに真剣に聞いてもらえない」「指示が伝わらない」「話に興味を持ってもらえない」「誤解されやすい」こんな人は、声に注意を払ってみよう。意思や感情を表現するには、声の出し方というのもとても重要。仕事ができる人というのは、適当な声の出し方を学んでいるものだ。

声は生まれつきのものではない。変えられるものだ。いい声を出すためには、体をゆるめてやることが大切。
本書には、自分の声の診断項目があり、質問に答えていくと自分の声のタイプを分析することができる。そのタイプも、キーの外れたピッコロタイプ、弦のゆるんだバイオリンタイプ、オーケストラを乱すオーボエタイプなど、想像するとちょっとユニークな、しかし、ある意味、的確な診断が下される。それぞれに声が与える印象、対応策などもあり、声の状態がわかったら、今度はコミュニケーションに適正な話しの仕方を教えてくれる。職種別の声の出し方や向いている声の解説もある。
ちょっと視点の違うビジネス書として一読の価値はある。

『仕事ができる人は声が違う』

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(Techinsight図書委員会 藤岡 恵理子)