新井浩文逮捕で派遣型マッサージ勤務女性の一部が“ジレンマ”抱いている?
元アイドルでタレントの榊原郁恵が2月4日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)に出演、派遣型マッサージ店に勤務する女性に性的暴行をはたらいたとして逮捕された俳優の新井浩文容疑者(2月5日付けで所属事務所が解雇)の事件についてコメントした。派遣型マッサージ店のシステムについて疑問を投げかけている。
昨年7月に自宅へ派遣された30代のマッサージ店従業員に対し、“好みのタイプだった”との理由で暴行に及んだとされる新井容疑者だが、そもそも深夜に女性を一人で男性宅へ派遣するという派遣型マッサージ店の方針について榊原は、「そのシステムも何なんだろうなと思ってしまう」「女性を守ってあげるためには、深夜に女性を独りで男性宅へ送り出すというシステムも危ないのではないか」と警鐘を鳴らした。しかし、さるエンタメ誌ライターは言う。
「確かに、榊原さんの指摘はごもっとも。ですが、こうした派遣型マッサージ店で働く女性従業員の中には、男性宅で2人きりになるのをいいことに、直接客と交渉することで高額な謝礼と引き換えに性的な“オプションサービス”を提供する人もいるといいます。その際、2人きりでの“密約”のもとでの行為になるわけですから、客から受け取る高額なチップは、店を通さず自身の懐に入れられる。相手によってはそうしたサービスの要求にも了承しようと覚悟している女性従業員にとっては、派遣型マッサージという業態は稼ぎやすい環境とも言えます」
もちろん今回の新井容疑者のケースでは、店側が客の初回利用時に、性的サービスを求めないようサインさせて、対策を配慮していたというから、無理やり行為を強いるのは言語道断だ。
「ただ、もしかすると新井容疑者は、表向き性的サービスを禁じていることをうたっている、別の派遣型マッサージ店を何度か利用していたかもしれません。そしてその際に性的サービスを了承されたことがあり、今回の女性もしつこく押せば、要求が通るように思いこんでいたのかもしれません」(前出・エンタメ誌ライター)
いずれにせよ、榊原が指摘するような、“派遣先で2人きり”という特異な環境やシステム自体がなくなると、「稼げなくなる」と落胆する女性マッサージ従業員も一定数いるのかもしれない。
(木村慎吾)