中で受けることが多かった乾。原口のプレーがヒントとなった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2017]日本 3-3 ハイチ/10月10日/日産スタジアム
 
 左ウイングで先発出場を果たし、80分までピッチに立った乾貴士。軽やかなステップワークとテクニックで相手を翻弄し、前線で違いを作るプレーヤーとして確かな存在感を示した。しかし、試合後、彼の口から出てきたのは反省の弁だった。
 
 なかでも強調したのが、引かれた相手に対しての崩し方だ。

「特に後半は距離間が近すぎたところがあったので、上手く崩せなかったというか、効率が悪くなってしまったというか……。自分たちで難しくしてしまったと思います」
 
 こう語るように、中央で受けることが多くなったため、試合中盤以降は攻撃が真ん中に偏るようなところも見られた。だからこそ、乾は原口元気のプレーがヒントになると話す。

「途中から入った元気は左サイドに張るようにして、そこからいいタイミングで中に入ってきた。そのほうが効果的ですし、(車屋)紳太郎との関係も良くなった。そういうプレーを増やすほうが、引いた相手に対して良いと感じました」
 
 後輩のプレーからヒントを得た乾。その学びを生かし、次こそは守りを固めた相手からでも点を取りたい。

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