宝山寺駅から生駒山上駅まではメルヘンチックな「ドレミ」が運行/生駒山

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奈良と大阪の府県境にそびえる生駒山は、近鉄生駒駅前から山頂までケーブルカーで気軽に行ける人気の山。山頂から宝山寺を経由して駅前へと続くハイキングコースは森林あり、石畳あり、竹林ありと変化に富み、手付かずの自然と日本情緒を同時に楽しむことができる。小ピークもなく、全行程が下りなのもうれしい。<※情報は関西の山登り&ハイキング(2017年7月28日発売号)より>

【写真を見る】日本一の高さを誇るあべのハルカスや、明石海峡大橋まで眺められ、まるでジオラマのよう/生駒山上遊園地

■ <9:00スタート>生駒ケーブル鳥居前駅

【大阪から生駒ケーブル鳥居前駅へのアクセス】【電車】近鉄鶴橋駅より快速急行で約16分、生駒駅より鳥居前まで徒歩3分【車】阪神高速東大阪線より第二阪奈道路へ、壱分ランプ下車、国道168号線を北へ、県道104号線を北西へ、県道142号線を西へ。約25km、約30分。

宝山寺駅から生駒山上駅まではメルヘンチックな「ドレミ」(写真)と「スイーツ」が運行。パステル調のファンシーなデザインが印象的。

■ <9:15>生駒山上遊園地

生駒山上に広がる入園無料の遊園地。大阪平野などを望める園内にはアトラクションが約30種。園内のいたる所から大パノラマが楽しめる、まさに天空の遊園地。ハイキングを忘れてつい遊んでしまいそう!?

生駒山上遊園地から大阪方面を望む。日本一の高さを誇るあべのハルカスや、明石海峡大橋まで眺められ、まるでジオラマのよう。

■生駒山上遊園地<電話:0743-74-2173 時間:10:00〜17:00 ※シーズンにより異なる 休み:木曜 ※営業時間、休園日は季節により変更あり。夏はナイター営業を実施 入園料:無料>

■ <11:35>宝山寺

約300年前に江戸時代の僧・湛海律師が復興させた寺院。「聖天さん」とも呼ばれ、商売繁盛などのご利益があるとされている。さまざまな年代に建てられた建造物が境内に集まる。岩壁を背に立つ本堂は弥勒菩薩像が祀(まつ)られている。

■宝山寺<電話:0743-73-2006 時間:8:00〜16:30 料金:参拝無料>

■ <12:35>宝山寺参道

宝山寺から近鉄生駒駅まで約1.5km続く。道沿いには昭和の趣を残す宿が立ち並んでいるが、その多くはすでに廃業しているようで、どこかノスタルジックな雰囲気にあふれている。宝山寺駅周辺にはカフェや食堂、ギャラリーなども数軒あり、ハイキングで疲れた体を休めることもできる。

宝山寺の表参道。一の鳥居をくぐると、灯籠が並ぶ石畳の先に、生駒の町並みが現れる。

■ <13:00ゴール>生駒駅

■ハイキングDATA/標高:約642m 歩行距離:約3km 歩行時間:約1時間 トイレ:ケーブル生駒山上駅、宝山寺など コンビニ:生駒駅周辺にあり 飲食店:宝山寺参道にあり

■ケーブルカーDATA/料金:片道360円 乗車時間:約36分(乗り換え含む) 運行時間:宝山寺駅9:09〜18:09、山上線6:15〜23:40。時間により増減あり 電話:06-6771-3105(近畿日本鉄道旅客案内テレフォンセンター ※8:00〜21:00)

■生駒山<住所:生駒市 電話:0743-74-1111(生駒市観光協会) 駐車場:近隣の有料駐車場を利用>

■ 下山後のごほうび

「幾世屋」の名物は抹茶などのドリンクが付いた「宝多餅(ぼたもち)セット」(810円)。つきたての餅をたっぷりのあんで包み、抹茶で香りのアクセントを加えた大きなぼた餅。上品な甘さでペロリと食べられる。テイクアウトはこしあんと粒あんの2個セットで680円。

■幾世屋<住所:生駒市元町1-10-9 電話0743-73-2249 時間:9:00〜18:00(LO17:30)、日曜10:00〜17:00(LO) 休み:水曜 座席:12席 駐車場:なし>

「おちやせん」には生駒の魅力が凝縮!特産品や生駒市内で活躍中の企業の商品などを取りそろえた、生駒市のアンテナショップ。米やお茶、地元で人気のスイーツなど、まだあまり知られていない生駒の逸品を見付けよう。生駒市が世界に誇る伝統産業や生駒市内の情報も集まっている。

■おちやせん<住所:生駒市北新町10-36 ベルテラスいこま3F 電話:0743-71-6420 時間:10:00〜18:00 休み:月曜 駐車場:200台(30分無料、30〜60分300円、以降30分につき100円)>

※掲載している情報は、2017年7月28日時点のものです(※一部例外あり)。台風や大雨の影響により、掲載時点で一部区間が通行止めになっている場合があります。事前に登山ルートの状況を確認のうえでおでかけください。また、ルートの路面状況が変化しますので、軽装での登山はおやめください。【関西ウォーカー編集部】