25日深夜放送の「NEWSな2人」(TBS系)で、Twitter上で炎上した西陣織・りんどう屋の職人が、旧態依然な西陣織業界の問題を訴えた。

番組では「日本の伝統文化を守る若者たちのデモ」と題して、日本の伝統産業の職人不足の危機を特集し、若い伝統職人らがスタジオに顔を揃えた。

また、3月に西陣織の職人の求人ツイートが、ネット上で批判に晒された騒動を取り上げ、司会でNEWSの小山慶一郎と加藤シゲアキと討論を交わした。

炎上してしまった西陣織のりんどう屋は、3月13日の後継者を募集する投稿で、西陣織の世界が単なるブラックな世界との誤解を与えてしまったという。


騒動から、番組はりんどう屋を取材。西陣織職人6代目の佐々木英人さんは「大変でした」と、炎上を振り返った。また「ここで働かせて、安く使ってやろうという気は毛頭ない」「技術を教えているだけなので。そこを伝えきれなかったのが良くなかった」と反省の弁を述べた。

なお、佐々木さんは弟子の冨山華菜さんに「もっと弟子を増やしなさい」と背中を押されて今回のツイートを行なったと打ち明けている。

スタジオにはその冨山さんも参加し、西陣織業界の厳しい現実を訴えていた。分業制の西陣織の世界では、収入について「1越20銭が基本」だそう。つまり、織りの機械を12時間回して約6千円という低賃金だそうだ。さらに「1越20銭」は、職人歴3年目の冨山さんも、30年目の佐々木さんも変わらず、職人の腕が報われない窮状を嘆いていた。

また、定価60〜100万円の高級帯を請け負っても、分業制のため、りんどう屋に残るのは1万2千円程度だという告白には、出演者一同が声を上げて驚愕する。加藤は、旧態依然のシステムを問題視するが、佐々木さんによると「長年続けてきたことなので、おいそれとなかなか変えられない」とうなだれていた。

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