1968年に初めて発売され、これまでに世界180以上の国・地域で累計1,600万台以上を販売するなど、50年近くに渡って多くの顧客から人気を得ているトヨタ自動車のピックアップトラック「ハイラックス」。

日本では2004年に6代目モデルを最後に販売を終了していますが、海外では2015年5月にタイ・バンコクで8代目が発表されており、昨年1年間に世界で約54万台を販売したそうです。

トヨタはこの8代目「ハイラックス」の開発にあたり、「道が人を鍛える。人がクルマをつくる」という考えのもと、開発チームが世界中の様々な道を実際に走り、森林地帯のぬかるみで荒れたオフロードや50度を超える暑さの砂漠地域、雨期になると冠水する生活道路など、様々な環境での使用状況を改めて確認。

また、ユーザーからの「延々と荒れた道が続く大陸を低騒音で燃料切れを気にせずに移動したい」との要望に応えるべく、「低燃費がもたらす、ゆとりある航続距離」「過酷な道を安全に走るための疲れにくい乗り心地」「車内外とのコミュニケーションに影響しない静かな室内」をテーマに開発したそうです。

8代目は全長5.33m、全幅1.85m、全高1.82mと堂々としたサイズ感で、ディーゼルエンジンを搭載した4WD仕様となっています。

そうしたなか、マガジンX誌によると、トヨタがタイからの逆輸入により、13年ぶりに同車を国内で市販(9月12日〜)するようで、ダブルキャブ仕様(2列シート、5人乗り)に2.4L直4ディーゼルターボエンジン(150ps/40.8kgm)を搭載。「X」「Z」の2グレードがラインナップされ、上級モデルの「Z」グレードにはLEDヘッドランプを標準装備、ブラック基調のインテリアと相まってスポーティな雰囲気になっている模様。

また、他方では既にトヨタ店で8月上旬から予約販売受付中との情報もあり、車両価格は「X」が326.7万円、「Z」が374.2万円となるようです。

実現すれば、8代目トヨタ「ハイラックス」の国内導入はアウトドア派にとって、注目の1台となりそうです。

(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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