パチューカ本田が優勝へのキーマン! 米メディア展望企画、識者4人中2人が活躍を期待

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パチューカを推すエルナンデス氏 「プッチやホンダといったニューカマーが加わった」

 日本代表FW本田圭佑がメキシコの名門パチューカに移籍したことで一躍日本での注目が集まっているリーガMX(メキシコリーグ)。

 2017-18シーズンは現地時間22日に開幕したが、ヒスパニック系の住人が多いアメリカでも注目度は高い。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」のシーズン展望企画では、4人の識者が今季の予想に挑み、そのうち2人が本田の存在について触れている。

 Liga MXを展望したのはトム・マーシャル氏、エリック・ゴメス氏、ナイブ・モーラン氏、セザール・エルナンデス氏の4人。それぞれ「アベルトゥーラ」と呼ばれるレギュラーシーズン前半戦、「リギージャ」と呼ばれる決勝トーナメント、そして得点王争いなどを占っている。

 レギュラーシーズンの優勝予想で本命視されているのはモンテレイだ。昨シーズン2位に終わったチームだが、スターティングイレブンに強力な陣容を揃え、特に攻撃陣の充実について高い評価を与えている。それに次ぐ存在として残りの2人が名前を挙げているのはUANLティグレス、そしてパチューカだ。パチューカを推すエルナンデス氏は本田の実績を買っているようだ。

「エドソン・プッチや、ケイスケ・ホンダといったニューカマーが陣容に加わったパチューカだろう。チューゾス(パチューカの愛称)はレギュラーシーズンを支配できるはずだ。またエリック・グティエレスという今後を期待される若手も、ホンダとともにプレーすることで輝きを放つのではないか」

「ホンダとグティエレスの中盤はカギ」

 現役チリ代表FWのプッチ、そしてメキシコ代表の有望株であるMFグティエレスにとっても本田が好影響を及ぼすのではないかとしている。決勝トーナメントについてはティグレスを3人が押すなかで、唯一モラン氏がパチューカを推薦。その根拠として本田の名を出している。

「ディエゴ・アロンソ監督はこれほどまでに攻撃的なオプションを持ったことはなかった。ホンダとグティエレスの中盤はチューゾズにとって成功へのカギとなるだろう」

 新加入ながらすでに優勝へのキーマンに挙げられている本田。各国代表クラスとの連係を一刻も早く確立し、中軸の役割を果たすことを期待されている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images