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タレントのヒロミが、1日に放送されたTBS系バラエティ『余談大賞』(24:20〜25:50)で、今のバラエティ番組の収録で提示されるカンペに苦言を呈した。

1990年代に毒舌キャラで大活躍し、その後、約10年間テレビを離れるも、2015年に再ブレイクを果たしたヒロミは、「今のバラエティ番組はナメたカンペが多すぎる」と昔と今の変化を指摘。「10年前は、カンペはあったにはあったが、たいていの番組がおまかせ」だったと言い、「バラエティは、ゲストがいて審査員がいる場合は、何かを見てゲストに振って審査員に聞いて…これお約束で、どの番組もこれでだいたいできる。タイトルさえわかれば、あとの段取りはたいてい頭に入っててできる」と説明した。

ヒロミは「番組の作り手としては、その通りにやってくれたらこんないいことはない。でもスタジオの空気はそうじゃない」と言い、「話したい人がいるのに『次に』という指示に従って次にいってしまう時がある…『てめー何言ってんだよ!』って」と、スタジオの雰囲気を無視してカンペ通りに進行するMCに苦言。また、「カンペをめくってわからなくなる子がいる。すごいところをめくって慌てると、司会者もどこなのってなる…『なんなんだこの番組は!』って」と、カンペに頼り過ぎな番組も批判した。

そして、ヒロミが話している途中に、ADがタイミング悪く「次のテーマへ」というカンペを出すと、ヒロミはそのカンペを破り、「俺がしゃべってる最中に『次のテーマ』ってどういうことだよ! 俺の話を聞いてねぇな!」と笑いながらダメ出し。ADが、ディレクターから指示されていると明かすと、「ディレクター…上で座っているやつなんか別に。本当は君が番組を作るんだよ。今この人に聞いた方がおもしろいなとか」と真剣にアドバイスし、「どうでもいいや」と照れ笑い。スタジオからは「ヒロミさん、良い話」と感動の声が上がった。