インテル指揮官、単独首位浮上も謙遜「我々よりも強いチームがある」

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 セリエA第13節が22日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルはホームでフロジノーネに4−0と勝利を飾り、単独首位に浮上した。インテルを率いるロベルト・マンチーニ監督が試合後、イタリアメディア『メディアセット』のインタビューに応じた。

 本拠地では今シーズン初となる2点以上を奪って勝利を収めたマンチーニ監督は「チャンスを活かす場面をもっと改善しなければならない。4−0とはなったが、2点はフロジノーネが守備固めをやめた最後の7、8分に奪ったものだ。試合は難しいものだったが、勝利に値した。勝利をとても嬉しく思うよ」と述べ、大勝を喜ぶ一方で、反省点も口にした。

 30日に行われる次節では、2位ナポリとの頂上決戦を控えるインテル。ナポリ戦について、同監督は「私は優勝争いが第35節となると思いたい。リーグ戦は長く、毎試合が全てのチームにとって難しいものだ。我々よりも組織的で強いチームは3、4チームある。なぜなら、我々のチームと比べて、それらのチームはより長く一緒にプレーしているからだ。だが、我々は首位にいることを嬉しく思っている。良い結果が出ているし、私は1−0で勝ったときも幸せだ」と述べ、次節が優勝を占う一戦となるのは時期尚早だとの見解を示した。

 そして、移籍の噂が報じられているニューヨーク・シティに所属するイタリア代表MFアンドレア・ピルロについては、「とても素晴らしい選手だよ。今はこれまでとは異なる経験をすることを決意し、恐らくとても楽しんでいることだろう。イタリアではたくさんの勝利を収めた。イタリアには戻るつもりがないと思うよ」と話し、インテルへの加入はないとの見方を明かした。