藤春廣輝、俊足を活かしたアピールに失敗 次戦に向け「本当に切り替えるしかない」
そしてもし、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が他の選手にはないメリットを重視したら、可能性は十分に出てくるだろう。それは監督が常に注目している宇佐美貴史との相性だ。
では北朝鮮戦では、宇佐美と藤春のコンビネーションで崩したり、あるいは藤春が宇佐美のカバーをしたりという、両者にとってアピールできるシチュエーションはあったか。
残念ながら、なかなかそんな場面を作れなかった。俊足を活かしてフォローに駆け上がったり、勘良くカバーリングするというアピールはできなかった。試合後は、逆転負けという悔しい結果に終わり、守備陣としての責任を痛感しているようだった。
「ロングボールへの対応を主に練習していました。槙野くん一人に任せるのはきつかったですし、自分と二人でで挟んで飛ばさせないっていうのをやればよかったんですが、それがうまくできずに本当に高さだけでやられたかなと思います」
「前半はいい形でボールも取れていましたし、プレスの行き方だったりは練習していることだったので（うまくできたけれど）、本当にラスト、決め切るところで、2点、3点入っていたら、相手も崩れていたかもしれない。そこが一番痛かったと思います」
その攻守どちらかでキラリと光るプレーを見せていれば、藤春はリストの上位に顔を出せたはずだ。だが現実は敗戦となった。もう藤春は終わりだろうか。
「本当に切り替えるしかないって思っていますし、あと2試合あるので、それに勝てば優勝のチャンスもある。しっかりやっていきたいと思います」
まだ日本にも藤春にもチャンスはある。次こそもっと元気な藤春の姿も見られるだろう。
【日本蹴球合同会社／森雅史】
▼ 藤春廣輝、宇佐美貴史
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
▼ 森重真人
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
▼ 川又堅碁
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
▼ 谷口彰悟
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
▼ 槙野智章、興梠慎三
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
▼ 武藤雄樹
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
▼ 代表デビュー弾を決めた、武藤雄樹
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
（撮影：浦正弘／フォート・キシモト）
