【警告】清水=犬飼(7分)、本田(64分)、P・ウタカ(64分)、M・デューク(66分) 名古屋=矢野(49分)
【退場】清水=なし 名古屋=闘莉王(53分)
【MAN OF THE MATCH】ピーター・ウタカ(清水)

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【試合内容】
 前半途中から清水ペースで進むなか、名古屋も速い攻めで反撃。お互いのGKが好セーブを見せ、二度ずつの決定機を防いで前半を0-0で折り返す。
 
 後半開始早々に一瞬の隙を突いたリスタートから清水が先制し、53分には名古屋の闘莉王が一発退場。しかし、その後は清水が数的優位を活かした試合運びができず。不用意なPKを与えて65分に同点とされる。
 
 清水は70分にP・ウタカの見事な個人技で再びリードしたが、これも守り切れずに第2ステージの初勝利を逃した。
 
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・3節

【チーム採点・寸評】
清水 5.5
先制するまではゲームプランどおりだったが、数的有利になってからの2失点は大きな問題。
 
名古屋 6
全体的に少し疲労感がありながら、10人になってから2度同点に追いついた粘りは見事。
 
【清水|採点・寸評】
GK
21 杉山力裕 6.5
前半のスーパーセーブなど、今日もチームを救う好守を連発。クロス対応も安定していた。
 
DF
22 枝村匠馬 6
外に張るだけでなく、中にも入っていく神出鬼没の動きを披露。ラストパスは今ひとつ。
 
4 カルフィン ヨン ア ピン 5.5
3バックの中央を初めて務め、無難にプレーしたが、ラインが深めになる場面もあった。
 
5 ヤコヴィッチ 5.5
代表から戻ったばかりで強行出場。身体の重さを残し、簡単に裏を取られた。
 
13 犬飼智也 5.5
オーバーラップで攻撃に絡んだが、2失点目はなんとしても止めたかった。
 
MF
7 本田拓也 6
個人的に目立つ場面は少なかったが、シンプルにボールを動かし、守備でも安定した働き。
 
28 八反田康平 5.5
積極的にゴール前に上がる姿勢が見えるも、不用意なミスから逆襲を食らった。
 
17 河井陽介 6.5
守備もしながら気の利いたポジショニングが光った。ボールによく絡み、先制点をアシスト。
 
19 ミッチェル・デューク 6
エネルギッシュな動きで攻撃では光る面を見せたが、エキサイトし過ぎて闘莉王と一緒に退場になる危険性もあった。
 
10 大前元紀 5.5
2列目で守備に奮闘したが、少し重心が後ろ寄りで攻撃では見せ場が作れず。シュートも0本。
 
FW
18 ピーター・ウタカ 6.5
PKの献上は痛いが、帳消しにする2得点。どちらも見事な個人技で、点取り屋の本領を発揮。
 
交代出場
MF
8 石毛秀樹 -
初めはトップ下、白崎が入ってからはボランチでプレー。大きな仕事はなし。
 
MF
39 白崎凌兵 -
怪我から復帰して2か月ぶりに出場するも、見せ場は作れなかった。
 
FW
11 村田和哉 -
得意の右サイドではなくトップ下で出場。スペースに動いて攻撃の起点を作った。
 
監督
大榎克己 5.5
名古屋の武器はある程度封じたが、簡単に決定機を作られる場面が目立つのは相変わらず。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢崎正剛 6
2失点目は悔しいが、急造4バックを落ち着かせ、3失点目は意地の好セーブ連発で阻止。
 
DF
19 矢野貴章 6.5
対面のデュークと丁々発止を演じ、セットプレーでも高さを発揮して2得点に絡んだ。
 
2 竹内 彬 6.5
57分のゴールカバーは大きな価値がある。終盤は4バックの中心として勝点1の獲得に貢献。
 
4 田中マルクス闘莉王 5
攻撃でも力を発揮し、プレー自体は悪くなかった。53分に暴言により一発退場。
 
6 本多勇喜 6.5
慣れない4バックのCBとしても粘り強い対応でよく踏ん張った。
 
MF
22 小屋松知哉 5.5
前線3人の距離感を意識したが、サイドや裏に飛び出す場面が少なく、やや中途半端な印象。
 
13 磯村亮太 6.5
後半は中盤で踏ん張り、良い縦パスも何本か通した。数的不利をあまり感じさせなかった。
 
20 矢田 旭 5.5
数的不利になる前から攻撃に絡む場面は物足りず。持ち味はあまり発揮できなかった。
 
35 田中輝希 5.5
前半は縦に突破する場面もあったが、枝村の動きに対応できず。サイドで後手を踏んだ。
 
11 永井謙佑 5.5
攻守によく動いたが、2度のチャンスを決めきれず。10人になってからは守備に追われた。
 
FW
32 川又堅碁 6
クサビのパスによく顔を出したがキープは不安定。決定機は逃したが、PKは冷静に決めた。
 
交代出場
MF
10 小川佳純 5.5
退場者が出て本来の投入意図とは異なる左SBでプレー。2失点目の対応は少し軽さが出た。
 
FW
18 ノヴァコヴィッチ 6.5
今節も途中出場。限られたチャンスで同点ゴールを決め、ベテランらしさを発揮した。
 
FW
34 グスタボ -
ボールを受ける回数が少なく、持ち味の突破は限られた。十分なアピールはできなかった。
 
監督
西野 朗 6
連戦の疲労もあって攻撃の構築はいまひとつ。最後の2枚替えは効果的だった。