このところ事故と不祥事が連続して発生しているJR北海道。厳しい経営状況がもたらしたコスト削減への脅迫観念が、経営陣の正気と社員の士気を蝕んでいないか。 9月と8月にそれぞれ貨物列車の脱線事故。7月には特急のエンジンからの発煙トラブル。毎月の事故ばかりでなく、7月には運転士が覚醒剤を使用、9月には別の運転士がミスを隠そうと自動列車停止装置(ATS)を破壊、と信じられない不祥事が続く。今回の脱線事故の原因も