「中古戸建てを買いたいけど、目に見えない欠陥がないか不安…」 「リフォームすればきれいになるし、ホームインスペクション(住宅診断)までは不要かな?」
中古戸建ての購入を検討する際、多くの方が悩むのが「ホームインスペクション(住宅診断)」を入れるかどうか。費用もかかるし、パッと見きれいで問題なさそうなら「まあ大丈夫でしょ」と思いがちですよね。
しかし、建築士・ホームインスペクターである、さくら事務所取締役の田村啓さんと、らくだ不動産の佐藤健斗さんによると、「中古住宅で完璧な建物はない」とのこと。
今回は、プロの目を入れなかったら大惨事になっていたかもしれない、「ホームインスペクションをやって本当に良かった実例3選」を分かりやすく解説します!

■ 実例①:見た目は綺麗なのに…ベランダから水が噴射!?
築25年ほど、デザイン性の高い大きめの中古戸建てでの事例です。
・プロの目は「装飾」を疑う 一見なんの問題もないおしゃれなベランダでしたが、プロの目線では「装飾が多いベランダ=雨漏りリスクが極めて高い(水が抜けにくい構造)」と判断。
・解体したら「ジュバァッ!」と水が… インスペクション当日は目に見える雨漏りはなかったものの、「念のためリフォーム業者に確認してもらってください」とアドバイス。後日、業者がベランダの一部を解体したところ、内部に溜まっていた水が勢いよく噴き出してきました。もし気づかずにそのまま住んでいたら、ベランダの構造部分が腐って最悪「底抜け(崩落)」の事故に繋がっていたかもしれません。

■ 実例②:内見では気づけない「家全体の傾き」
別荘地や、少し斜面になっているような土地に建つ家でよくある事例です。
・人間の感覚では気づかない傾き
内見時には気づかなかったものの、専用の機器を使って計測したところ、家全体が「1mあたり6mm」も傾いていることが発覚しました。
・傾きがもたらす健康被害
6/1,000~10/1,000(1mあたり6~10mm)レベルの傾きは、めまいや吐き気などの「深刻な健康被害」を引き起こすだけでなく、建物の構造自体が傷み、耐震性が低下している可能性もあります。直すには数百万円~1,000万円単位の大規模な工事が必要になることも。契約前に傾きが判明したことで、「このリスクを許容して買うか(または修繕費を交渉するか)、買うのをやめるか」の冷静な判断ができた事例です。

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個人向け不動産コンサルティング会社「株式会社さくら事務所」 ◆株式会社さくら事務所 さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を目的として、創業者・現会長の長嶋修が設立した、中立・公正な業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス企業です。