鈴木憲和農水大臣は、2025年に放出した政府備蓄米21万トンの買い戻し手続きを、9月中に始めると表明した。放出時の入札ではJA系が9割超を落札したが、買い戻しには5年の猶予がある。なぜ政府は、わずか1年半で買い戻すのか。元農水官僚で武蔵野大学国際総合研究所研究主幹の山下一仁さんは「食料安全保障や農家救済のためではない。高騰で積み上がったJAの在庫を政府が肩代わりし、コメ価格の下落を防ぐ政策だ」という--。