延べ1万社以上に黒字経営を指導してきた市ノ澤翔氏が、YouTubeチャンネル「黒字社長の絶対つぶれない経営学」で『実は賢い社長はコレをしています!事業承継を成功させる秘訣を大公開』と題した動画を公開した。本動画は2021年に公開されたものだが、事業承継の基本的な考え方や成功のポイントは現在も変わらず役立つ内容となっている。

動画冒頭で市ノ澤氏は、中小企業の2大問題の一つとして「事業承継」を挙げた。いずれ必ず直面する「死活問題」であり、早めに対策を打たないと最悪の場合は億単位の損失が発生すると警告する。

そして、事業承継を成功させるための「5つのポイント」を解説。1つ目は「先代の責任で方向性を決める」こと。後継者任せにするのではなく、先代の責任で着地点を明確にすることが全ての出発点になると語る。

2つ目は「財務体質の強化」。税金対策ばかりに目を向けて会社が赤字や債務超過になれば本末転倒であり、会社が継続できる状態を作ることが重要であるとした。3つ目は「後継者の選定」。長男だからといった理由ではなく、周囲の従業員や親族が納得する人物を選び、実績作りも含めて育成していく必要があると指摘した。

4つ目は「自社株対策」。株が分散していると意思決定に支障が出るため、まずは先代の責任で集約させることが不可欠だと説明。その上で、評価額を下げるための株価対策や、種類株式の活用、あるいはM&Aなどのバイアウトも選択肢になると語った。5つ目は「相続」。先代が亡くなった後に残された親族間で骨肉の争いになることを避けるため、存命のうちに方針を決めるべきだと強調している。

市ノ澤氏は、「税金対策だけにフォーカスするな!」と注意を促し、事業承継は5つの対策をバランス良く行うことが重要であると結論付けた。会社の存続という目的に向け、先代の責任でしっかりと準備を進める必要性に気づかされる内容となっている。

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中小企業の財務の強化や業績アップを支援し、会社に潤沢に資金が残る強く潰れない会社へと成長させる手法を確立し、多くの中小企業をサポートしている。 【著書】 頭がいい社長は“会社のお金”のココしか見ない 90日で手残りを増やす「武器としての簿記」 ▶︎お仕事の依頼はこちら free@libertad.fun