記者1年目の98年。「怪物」松坂大輔擁する横浜の担当を命じられた。正月明けの1月。取材のいろはもあやふやで、ぶしつけな質問を並べる新米記者に嫌な顔ひとつせず、横浜市の長浜グラウンドネット裏の監督室で丁寧に応じてくれた。高校球界の名将は厳しい人物に決まっている…の先入観は第一印象で吹き飛んだ。常に紳士的で柔和な表情。このときから渡辺監督の印象は変わっていない。母校監督就任は24歳になる年で、血気盛んで