日本でも近年、「スコールのような雨」が増えたと言われる。だが、そもそも英語の「squall」は雨量を表す言葉ではない。本来の意味は、数分間続く急激な風速の増加にある。それなのに、なぜ日本語では「南国の激しい雨」という意味で広がり、日本の局地的な大雨には「ゲリラ豪雨」という別の名前が定着したのか。二つの言葉の違いをたどると、日本の雨の「東南アジア化」の正体も見えてくる。