古くから本やテレビ、漫画などで誰もが一度は見聞きしてきたであろう「怖い話」。21世紀になって大きく変化したのは、怪談が生まれる場としてインターネットが台頭したことです。ネット民を震え上がらせてきた怪異の数々を、民俗学の概念から分析したのが、廣田龍平氏の著書『ネット怪談の民俗学』です。廣田氏は「本書の大きな目的は、一九九〇年代末から二〇二〇年代前半までのおよそ四半世紀にわたって、日本のネット怪談の大