チョーヤ梅酒の原料の中心、和歌山県産の南高梅(写真:チョーヤ梅酒提供)2024年、梅が深刻な不作を記録している。農業総合研究所によると、5月の収穫量は前年同月比で44%減。一大産地として知られる和歌山県でも、昨年に比べると収穫量が3〜7割減った農家が多い。背景には、暖冬で主力品種が早く開花して受粉がうまくいかなかったことや、3月に紀南地方の広範囲で雹が降って傷ついたこと、大量発生しているカメムシによる被害も