9月の米利下げ前から急変した投機円売り 私はかねてから、最近までの米ドル/円を取り巻く状況は、大幅な金利差円劣位が長期化する中で短期売買を行う投機筋の円売りが極端な行き過ぎ、「バブル化」したという意味で2007年の経験によく似ていると述べてきた(図表1参照)。2007年は、6月までに投機筋の円売り拡大がピークアウトし、米ドル高・円安も終わり、その後は急速な米ドル安・円高に向かった。この転換のタイミング