財務省は3日、2023年度の国の一般会計の税収は72兆761億円で、前年度を約9千億円上回ったと発表した。企業の業績が好調で法人税収が伸び、4年連続で過去最高を更新した。ただ税収が増えたといっても巨額の歳出はカバーできず、国債(借金)でしのぐ状態は変わらない。とはいえ、「増収」を奇貨に、与党から再び「還元」を求める声が出てきそうだ。23年度の税収は当初、企業グループの納税方法が変わった影響もあり、減る見込み