1984年公開の大ヒット映画『ターミネーター』を監督したジェームズ・キャメロンは、当時あまりに貧乏で、シュワルツェネッガーとの打ち合わせではランチをおごってもらうつもりだった。その後、彼は『タイタニック』や『アバター』などを手がけ、世界一稼ぐ映画監督となる。映画評論家・町山智浩さんの著書『〈映画の見方〉がわかる本ブレードランナーの未来世紀』(朝日文庫)より、一部を紹介する――。■撮影初日、フィルムの