犯罪の被害者や遺族に国が支給する給付金を増額する改正法令が11日、閣議決定された。殺人などの被害者の遺族に払う遺族給付金は多くの場合、最低額がこれまでの320万円から1060万円に引き上げられる。改正は今月15日から実施され、それ以降に起きた犯罪による被害が対象になる。遺族給付金は、被害者の収入をもとに年齢に応じた基礎額を出し、それに生計を同じくしていた遺族(生計維持関係遺族)の人数に応じた倍数をかけて