一聴して、Tempalayというバンドの音楽表現としてひとつの極みを見た作品だと思った。まったく予期せぬ展開のなかでものすごく人間臭い異型を成すオルタナティブなサウンドプロダクション。白目をむきながら眼の前にあるリアルな感覚を見つめたその次の刹那、瞳孔を開きながらあちら側にある情景を想像するような感覚にさえ陥るサイケデリックな音像。そして、特定の宗教観に絡め取られない死生観や観念を言語化したリリックと、そ