「二割司法」という言葉がある。法的支援を必要とする人のうち2割しか司法サービスにアクセスできず、8割は泣き寝入りを余儀なくされている状態のことだ。1990年代から始まった司法制度改革では「二割司法」の解消を目指し、法曹の質と量を改善しようとする試みが進められた。この20年で弁護士人口は増えた。しかし、すべての人にとって司法は本当に身近になったのだろうか。弁護士ドットコムニュースは、あるトラブルに巻き込まれ