マラソンレース史上に残る40キロ手前からの競り合いだった。先を行く小山直城(ホンダ)を追い、赤粼暁(九電工)と大迫傑(ナイキ)、川内優輝(あいおい損保)の3人がパリ五輪マラソン男子代表が内定する2位内を狙い、牽制し合っていた。先に動いたのは、赤粼だった。MGCで2位になり、パリ五輪出場を決めた赤粼暁「最後、あの坂のところで仕掛けたり、動きが出るんだろうなって思っていたので」コー