こちらに写っているのは「りゅう座」の一角。画像の横方向の範囲は満月の視直径の12分の1程度に相当します(視野は2.37×1.99分角)。視野全体を占める天体の多くは銀河です。画像の中央には、ぼんやりと輝く楕円銀河が集まった約90億光年先の銀河団「eMACS J1823.1+7822」が写っています。銀河団の中心付近には後述する「重力レンズ効果」によって引き伸ばされた銀河の像も見えています。【▲ ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した銀河団