北朝鮮は「批判」で成り立っている社会だ。すべての国民は、職場や学校などで週1回以上、「生活総和」と呼ばれる自己批判の会に参加する。日々あったことを「生活総和手帳」に書き留め、それを元に自分の行動や考え方を批判する。批判は、他の参加者からも受ける。その一方で美談があれば、大々的に宣伝する。国営の朝鮮中央通信の記事を一例に挙げる。人民経済の複数の部門、単位で5月の人民経済計画を完遂【平壌6月2日発朝鮮