49分、自ら展開した右サイドでボールを受けると、藤田譲瑠チマは背筋を伸ばした。右足がボールを下からこすり、チップされたボールは逆サイドに飛んでいく。そのテクニカルなクロスに飛び込んだのは相馬勇気。ヘディングしたボールがゴールに飛び込み、日本は一気に優位に立った。藤田の視野と技術が生きた場面だった。今回のフィールドプレーヤーで最年少の藤田だが、森保監督は招集直後の香港戦ですぐに起用した。そして経験豊富