総選挙が公示され、秋口の自民党総裁選をめぐる動きから始まった?政治の季節?は大詰めのクライマックスを迎える。各党は英知を絞った公約を掲げ、まなじりを決して活発な論戦を交わしている。しかし、相変わらずの各論重視、与野党の応酬も目先の問題ばかりといっていい。むろんそれなりに重要な政策課題であり、真剣に議論しているのはわかる。だが、日本の転換期にあって、有権者が聞きたいことは、それだけではない。「日本国の